携帯浄水器の選び方 - hanaco部の日常生活

アウトドアで使用する携帯浄水器は、川や湖などの水を安全な飲料水に変える便利なアイテムで、キャンプや登山、災害時の備えとして役立ちます。見た目は清潔に見えても、水にはバクテリアや寄生虫、ウイルスなどの不純物が含まれている可能性があり、これを除去することで水系伝染病のリスクを低減できます。携帯浄水器には、ボトルタイプ、ストロータイプ、ポンプタイプなど様々な選択肢があり、選び方のポイントを押さえることで、自分に合った商品を見つけやすくなります。特に、防災用としても非常に有用で、非常袋に備えておくことをお勧めします。ここでは携帯浄水器の選び方からオススメの製品を10選ご紹介いたします！！s

■携帯浄水器の種類

ボトルタイプ
ストロータイプ
ポンプタイプ

■携帯浄水器の選び方

使い方・携帯性・容量など上記タイプから選ぶ

【ボトルタイプ】

飲み口に近い部分にフィルターが付いており、水を飲むときにろ過された水が出てきます。※水道水専用商品は川や雨水などの浄水には使用できないので注意しましょう

本体に水を保管でき水筒のように持ち運べる
ろ過に時間がかかりにくいため、素早く飲める
500ml前後のペットボトルサイズの製品が多い
一度に浄水できる量は限られる
普段の生活でも使いやすい

【ストロータイプ】

内部にフィルターが搭載されたストローを直接水に入れて吸います。

※水道水以外の水を浄化する場合は、除菌剤を投入しなければならないものもある

携帯浄水器としてはもっもコンパクトで持ち歩きしやすい
シンプルな構造
ろ過した水をストックできない（ただし、多くの製品がペットボトルと連結可能。必要に応じてペットボトルを用意することで解決できます）

【ポンプタイプ】

水をポンプでくみ上げる際に浄水して、タンクなどにストックする仕組みです。

ろ過した水を大量に持ち運べる
1分で1L程度の飲み水を作れる（製品によって異なります）ため、短時間でたくさんの水を確保できる
大人数でのキャンプや災害時の飲料水・生活用水の確保に向いている
サイズが大きいため携帯するにはやや不便
価格が高い

■ろ材やフィルターをチェックし除去率が高いものを選ぶ

携帯浄水器は、使用されているろ材によって除去できる物資が異なる。

ろ材の種類：活性炭、中空糸膜、不織布、イオン交換樹脂などがある

【特徴】

活性炭・・・表面に多数の微細孔を持っており、ここに残留塩素などの不純物を吸着させる。脱臭などの日用品にも多く使用され、ニオイの除去効果が高いのが特徴
中空糸膜・・・原理は活性炭と同じだが、小さな容積の中に大きなろ過面積が得られる。家庭用の浄水器でも多く使われているもの、アウトドアでも水道水をろ過するのに適している
不織布・・・非常に細く織られた繊維の目に不純物を引っ掛けてろ過するのが特徴。単体では除去能力が低いので、ほかのろ過材と組み合わせて使われる
イオン交換樹脂・・・水中のイオンを吸着して無害なイオンに交換するもので、鉛イオンなどの除去に役立つ。有機物や細菌は除去できませんので、通常はほかのろ材と組み合わせて使用する

フィルターの穴が小さいほど、不純物の除去率が高い。0.1ミクロン前後のモデルが主流。中には0.01ミクロン前後の超微細タイプのあります。

また、どんなに高性能でも海水不可の製品がほとんどなので、海で使用を想定している人はご注意ください。